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小林一毅が語る開発秘話 テキスタイルに魅せられて_前編
布を学ぶtextileStudy no.42
今年、フジエテキスタイルと初のコラボレーションを果たした小林一毅さん。長年、グラフィックデザイナーとして平面を中心とするクリエイティブに向き合ってきましたが、その創作の出発点は立体物、ことにテキスタイルにあるといいます。
今回は、そんな彼の営みの根源や向き合い方と共に、コレクション「STORY5」での作品について話を聞きました。
2020年に子ど
ヒト、モノ、空間の親和性〈都内オフィスのデザイン事例〉
布を学ぶtextileStudy no.39東京を拠点とするデザインスタジオ「Canuch inc.」(株式会社カヌチ。以下、Canuch)が 手がけた、都内オフィス(以下、B Office)のミーティングルーム兼ラウンジ。シックなトーンでまとめられた内装にシンプルで洗練された家具が配置され、カーテンから漏れる外光が室内へ柔らかな陰影を落とします。
「会議室2部屋と“いい感じ”のスペースをつくっ
箱根の新しい過ごし方 貸切景観とモダンインテリア
布を学ぶtextileStudy no.35
今回は、神奈川・箱根の貸切別荘に使われたテキスタイルをご紹介します。
箱根を代表する観光名所のひとつ、仙石原ススキ草原から徒歩約5分に位置する「NOIE HAKONE SENGOKUHARA」。
MUJI HOTEL、新宿の温泉旅館「由縁」など、さまざまなホテルを設計・運営するUDS株式会社が手がけたバケーションレンタル(貸切別荘)です。
開発コ
瞬間の美を写しとる 墨流しのテキスタイル
布を学ぶtextileStudy no.33和紙からうまれた生地に映し出される流麗なる波模様。
[シュンコク]は、京友禅の伝統技法「墨流し染」でデザインされたテキスタイルです。
墨流し染とは
「墨流し」の起源は平安時代。
川に墨を垂らし、偶発的に生まれる波形や渦模様の変化を楽しんだといわれる貴族文化にさかのぼります。
遊びを起点とした「墨流し」は、やがて詩歌を詠む台紙の装飾として利用されるよう
デザイナーが語る、幾何柄にしのばせた遊び心
布を学ぶtextileStudy no.32シャープな幾何柄がモダンでスタイリッシュな[スペクトル]。じっと眺めていると、奥行きのある立方体にも見えてくる“だまし絵”のような不思議な味わいがあります。
デザインを手がけたのは、テキスタイルデザイナーの弘重宣子さん。
フジエテキスタイルとコラボレーションを始めた1990年代から現在まで、魅力あふれる多くの作品を発表してきました。
[スペクトル]の
色を取り入れるには?外部環境との調和
布を学ぶtextileStudy no.31東京都内、多摩川のほど近くに立つマンションの一室。
小割にされていた住戸の壁がリノベーションによって取り払われ、南北に風が抜ける開放的な空間へと生まれ変わりました。
新しい部屋で“柔らかな壁”を演出するのは、フジエテキスタイルのコレクション。玄関土間と水回りスペースを仕切るレンガ色の[エマ]、広い開口には[キヌリー](現在廃番 代替品:ヤム)が使われて