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ネックレスをカーテンアクセサリーに

布を学ぶtextileStudy no.30

繊細なレース編みのように形作られたカーテンタッセル※。
こちらは刺しゅうの技法を使って作られています。

※カーテンタッセル:カーテンを束ねる際に使用する帯や房状のもの。
装飾性のあるものも普及している。

トワル(シルバー色)


一般的に刺しゅうというと土台となる生地に糸を刺しその生地を彩るもので、このような糸だけでできた商品が連想されることは、まずありません。

そんな既成概念をくつがえすものづくりは、とあるファクトリーブランドとの出会いから始まりました。

老舗企業から誕生した刺繍アクセサリーブランド、トリプル・オゥ。
群馬県桐生市に構えるファクトリーショップをはじめ、国内外を問わず、唯一無二のアクセサリーを展開しています。

その軽やかさと繊細な刺繍糸による美しさは「生地に刺繍しない刺繍」から生まれます。

秘密は、水に溶ける性質の布を利用すること。最終的に刺繍をした糸だけがアクセサリーとして残るようにつくられています。
特徴である立体的なつくりは、伝統に支えられた高い技術力による賜物。

そんな魅力的なファッションアクセサリーを「インテリアでも取り入れてみたい」という想いからコラボレーションが実現しました。

その繊細さゆえの強度の問題、窓を傷つけないよう金具を使わない構造にするには…など、さまざまな試行錯誤の末、他ではみられないカーテン用アクセサリーが誕生しました。

トリプル・オゥ|ディ・エヌ・エイ ネックレス
トワルの元となったネックレス


フジエテキスタイルでは、移り変わる暮らしの中でも楽しんでいただける、新しいものを常に模索しています。

そんな想いを共有できる、高い技術力をもったメーカーと二人三脚で続けていくものづくり。
「ファッション」「インテリア」といった業種の枠に囚われない自由な発想
を、大切にしています。


協力:トリプル・オゥ