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他にはない造形的フォルムを生む45色のテキスタイル

布を学ぶtextileStudy no.6

シルク調の光沢感と独特の張りのある素材感が特徴の生地「タフタ」は、フォーマルドレスなどに好んで使われる素材で、日本ではインテリアテキスタイル、とりわけカーテンではあまり使われてきませんでした。

フジエテキスタイルはタフタ特有の質感をぜひともインテリアに活かしたいと、2000 年に日本で初めてポリエステルのタフタ[エマ]を発表しました。
薄手ドレーパリーとして販売するほか、ベッドやソファのスロー、クッショ
ン生地として幅広く提案しています。

[エマ]は、先染めといって、生地を織る前に糸を先に染めて織り上げる手法で作られています。先染めは、生地を織ってから染める後染めと異なり、タテ糸とヨコ糸の色を自由に染められるのが特徴です。
タテ糸とヨコ糸の色の差によって、生地が玉虫色に見えるカラーもあり、多様な色表現を感じられるところがテキスタイルとしての魅力にもなっています。

生地の張りがもたらす造形的なシルエットや、配色によっては見る角度で色味が変化する玉虫効果、光を受けた際の美しい色合いもタフタならでは。
その美しさを多彩に楽しめる、全45色の豊富なカラーで展開しています。

造形的に優れた質感は部分使いで活躍します

生地の特性である張りを活かして、さまざまな「部分使い」が楽しめるのもタフタ素材の魅力です。

タックアップシェード
[エマ]でリボン部分を仕立てた

好みの色のタフタを細いリボン状に仕立て、シンプルな白のレースにアクセントとして飾りつけたり、シェードのアクセントフレームとして取りつけたり、造形的なタイバックにすることもできます。

フラットカーテンのふちにフレーム状にパイピングを施せば、引き締まった表情が生まれ、やわらかな生地に張りを持たせる効果もあります。

タフタの造形的な質感で、テキスタイルをもっと楽しんでみてください。


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