コットンのテキスタイルでつくる上質な空間
布を学ぶtextileStudy no.22
フジエテキスタイルのコレクションのなかで綿100%のロングセラー商品、[コローレ]。
豊富なカラーバリエーションで長年にわたり定番的な人気を誇るイタリアで生産された生地です。
トレンドや人気色の傾向を考慮して、色の入れ替えを行っています。
直近では、ナチュラルなインテリアになじみ、他のコレクションともコーディネートしやすいカラーとして、グリーン、ライトブルー、ナチュラル、ナチュラルホワイト、イエローグリーンの5色(最下段5色)を新たに加えました。
綿100%、天然繊維ならではの発色の美しさに加え、生地表面に起毛加工をほどこしているため、上質な素材感と陰影や深みのある色合いが特徴です。
時を経ることで自然に生まれる風合いや色みの変化も、天然繊維とともに暮らす楽しみのひとつ。
カーテンはもとよりクッション生地などの小物にも取り入れれば、色選びやコンビネーションの楽しみがいっそう広がります。
自然素材の生地に
優しいフォルムの北海道の家具
綿素材のカーテン[コローレ]に似合うのは、ぬくもりのある天然素材の木製家具。
今回はコーディネートとして、[ルントオム]というシリーズをおすすめします。
「カンディハウス」は、可能な限り北海道産の木材を使い、美しい森のそばで長く使い続けられる家具づくりに取り組む旭川のメーカーです。
同社を代表する「ルントオム」は、円(runt)を意味するネーミングが表すように、丸形のデザインが印象的なダイニングシリーズ。
スウェーデンのデザイナー、スチウレ・エングによってデザインされ、発売から45年余りのあいだに、より高い完成度を求めて改良を重ねてきており、今もファンが多いロングセラー商品です。
天然素材のテキスタイルと同様に、歳月を重ねることにより味わいが加わっ
ていくのも魅力のひとつです。
テキスタイルの[コローレ]、ダイニングセットの[ルントオム]いずれも長く愛される普遍的なものとしてお部屋に取り入れてみてはいかがでしょうか。
取材協力:株式会社カンディハウス